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Galleryギャラリー

2024年の作品をご紹介

Author1

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中谷彩乃 Ayano Nakatani

京都芸術大学
美術工芸学科 3回生

Kyoto University of the Arts
Oil Painting Course, Department of Fine and Applied Arts

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絵描きと街

鰯は江戸時代からずっと庶民一般に流通し、親しみのある物だと認識されてきました。「いわしの頭も信心から」という言葉がありますが、それはまさに誰からでも愛されていたことを示し、持ち前の持久力や群れを成して生きる知恵で、どんな環境にも適合してきたという”強さ”を案じていると考えました。

それは、トレンドや時代など環境の変化に適合しながら作品に落とし込む絵描きや、暖かく出向いてくれるこの街も同様な強さを持っていると思います。

作品では、広い海と絵描きの町の象徴である像を背中合わせに支え合うよう描きました。これから先もこの街がより多くの人に長く愛されますように。

Author2

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勝間楓弥 Fuya Katsuma

鳴門教育大学
美術コース 3年

Fine Art Education course , Naruto University of Education

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大龍

イワシは強いというコンセプトだったので、弱いイワシでも集まると龍ほど強く空も飛んでいけるくらいの生物になるという思いを乗せました。本来イワシと龍というのは強さでいうと真逆に居るほどの存在だと思っています。しかし、イワシが手を取り、本気を出せば龍になれると思っています。なので、みんなで落とし合うのではなくて、手を取り合ってより良い未来にするというのが今みんなにとって必要なことなのかなと思います。
この絵を描いている時に空から後光の様なものが差しているのを見つけ、龍がいそうだと感じたのがきっかけでこの作品を制作しました。『大自然の中、不自然に光っている空に伸びるものはまさか龍なのか』と思わせられる作品になったのかなと思います。

Author3

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小南秀智佳 Hidetika Kominami

鳴門教育大学大学院
美術科教育コース 2年

Naruto University of Education
Graduate School of Education

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海岸に刻む存在証明

この作品は「イワシは強い」というテーマに基づき、生命力と連帯の力を象徴的に描いている。また、今回の作品では新しい試みとして静物画と風景画を融合させたイメージに挑戦した制作であった。
私の制作は主に静物画であり「朽ちゆく前の対象を描き、いずれ朽ちていくからこその美しさ」をテーマにしている。このテーマと海岸に打ち上がった鰯に強い繋がりを感じた。
制作にあたり鰯について調べていくうちに大量の鰯が海岸に打ち上がったという記事に出会った。この記事に載っていた大量の鰯に力強さを感じた。1匹、2匹であれば、弱々しい今にも腐敗するだけの魚であろう。しかし、海岸を埋め尽くさんばかりの鰯の大群は力強くただ腐敗を待ち打ち上げられているとは思えないほどの存在感があり、海の中で大群を作り泳いでいるイワシの存在感はこの比ではないだろうと容易に想像できてしまうほど象徴的であり力強いモチーフだと感じた。

Author4

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柴田果歩 Kaho Shibata

京都芸術大学 3回生

Kyoto University of the Arts
Oil Painting Course, Department of Fine and Applied Arts

Gallery

水平線のみちしるべ

鰯は陸に上げられたらすぐ死ぬ。そんな鰯も、群れでお互いを守ることによって強くなることができます。『鰯は強い』というテーマ。それを踏まえて、この街も鰯と同じだと私は思いました。
大王埼は、漁港から灯台にかけて干物屋や真珠屋が立ち並び、地域の人と観光の人、この街に来る絵描きさんたち、みんながこの街を守っていると感じました。守っているのは人々だけでなく、白亜の灯台や祠や鳥居が沢山あり、空や海の災いからも守っていると感じました。
美味しい海産物や太陽がギラギラ輝くこの大王埼を「鰯」に例え、「群れ」の強さをこのキャンバスで表すことで、『鰯は強い』を描きました。
わたしはこの絵で、大王埼を守る小さな絵描きの鰯になれたらなという思いも込めました。

Author5

Author

鵜沼将央 Masao Uonuma

鳴門教育大学大学院
美術科教育コース 2年

Naruto University of Education
Graduate School of Education

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巨大な眼

「イワシは強い」というテーマから、イワシは生命の根源であり、この小さな魚が巨大な自然の化身であると捉えた。そんなイワシをはじめとする自然の恵みを糧として、ときに脅威となる自然と向き合い、波切・大王崎の人々はこの地で生きてきたのだと思う。この大王崎の土地に残る「一つ目のダンダラボッチ」の伝説も波切の人々の自然観の表れなのだろう。私はイワシとダンダラボッチをモチーフとしてダンダラボッチが住んでいたとされる大王島と須場の浜の風景に、自然と生命のエネルギーを表す赤の空に巨大なウルメイワシの目玉を描いた。この目玉は巨大な自然の化身であり波切の海から真っ直ぐ自分に向かってくるエネルギーを表現している。

Author6

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中尾光結 Miyu Nakao

鳴門教育大学大学院
総合系美術科教育1年

Naruto University of Education
Graduate School of Education

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métamorphose

今まで鰯って水面にうつる煌めきみたいだなと思っていました。昼の海は、細かく光るひとつひとつが大きな光となって、あふれる眩しさに強さを感じます。夜の海は、月明かりによって現れる少し控えめな量の光が暗間の中で強く光っている様に感じます。夜間、鰯はプランクトンをエサにする為、水面近くの明るい所に集まる習性があるみたいです。私が感じていた煌めきは本当に鰯だったのかもしれません。
また、鰯を感じたもう一つの自然があります。それは大王崎の夜空です。八幡さん公園や大王崎灯台の方へ向かい、冷たく澄んでいる空気を吸って、空を見上げると満天の星空が広がっています。夜空に輝いている星のほとんどは恒星で、自ら光を出し輝いています。
その星々が鰯の大群に見え、大きな海が広がっている様でした。そこに鰯をはじめとした自然の生命の強さを感じとりました。

Author7

Author

福本玲雄 Reo Fukumoto

鳴門教育大学大学院
美術科教育コース PL2年

Naruto University of Education
Graduate School of Education

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The wall of ISE

『鰯は強い』これが今回のテーマだ。鰯は小さな魚で群れを形成し大きな存在へと自在に変容し強くなる。
コンクリートも同じでは無いだろうか。
コンクリートもアスファルトや様々な物質を合わせて自由な形へと変化し強固なモノヘとなっていく。
タイトルの[The wall of ISE]はUKの画家でUKの風景画の歴史を変えたトマス・ジョーンズの
[The wall of Naples]にインスピレーションを受けてこのタイトルを付けた。葉書以下のサイズのその絵はただ目の前の風景を飾らずに描いている。それは今日のリアリズムの在り方に大きな影響を与えているのではないか。

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2024年絵画合宿 高校教諭の感想をご紹介

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絵画合宿体験 概要

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絵かきの町大王 歴史

 絵かきの町大王は1998年から2021年まで、 絵描きの町実行員会として大王大賞展という コンテストを隔年で13回開催してきました。

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